Endless SHOCK 2018 ~みおリカと久野オーナー、カンパニーの2人の女性~
リカ
瀧本美織ちゃんは『美男ですね』の印象が強くて、というかほぼそれくらいしかなくて。どんな芝居、歌、ダンスをするのか未知数でした。
1幕のコウイチについて行くことしか知らない無垢な女の子、2幕でコウイチの死を受け入れて前に進んでいく芯のある女性。
ストーリーの中で成長する姿が顕著に表れているのがリカ。
美織ちゃん演じるリカは年齢が若すぎないからか、1幕からしっかり者なリカという印象。コウイチへの依存度が低そう。
ユウマよりもお姉さんなリカだからか、ユウマがリカに振り向いてもらえないっていう設定に合っている気がした。あしらわれている感じが。
歌に関しては、光一さんも優馬くんもだったけど喉が疲れてる頃なのかな。休演日にしっかり休めてもらって本調子のときにもう一度聞きたい!昨年あたりからアンサンブルも含め、歌唱力がぐんと上がったなぁと。今年も健在でした!
踊りに関しては、美織ちゃん本人も好きと言っているとおり、踊りが好きなことが全面に表れていたのがよかった。
ここ数年、リカ役の方は踊りが苦手って言っている人が多かったからかな(その中で努力していらっしゃる姿もまた素敵でしたが!)。
小さい頃からブロードウェイの街で育ったリカは絶対にダンスが好きなはずだし、屋上でコウイチやユウマと一緒に踊ってたんじゃないかな、とも想像できるので、楽しそうに踊るリカは私の中のリカ像とマッチした。
特に良かったシーンはシェイクスピア。
ここの芝居は声のテンションとか、台詞の言い方とか、演じる方によって正直好き嫌いが分かれるシーン。
美織ちゃんは、”リカ”が演じるアン王女っていうのがすんなり入ってきて。こんな感想持ったのは、私が見たことのあるリカ役の中では美織ちゃんだけ。
演技のときの声の音域が広くて、低い声も通るから説得力もあるし。それをシェイクスピアのシーンで使い分けていたのがさすがでした。
なんというかすべてのバランスが良い気がして全体を通して凄く好きなリカでした!!!!
オーナー
モリクミさんのオーナーと美波里さんのオーナーを見たことがあるけど、やっぱり私の中でのオーナー像は美波里さんが演じるものが基準になってる。
久野さんは四季出身の大女優さんということは存じ上げていましたが、実際にお芝居を観るのは初。
第一印象は可愛いお母さん!!!!!!!
声も雰囲気も見た目も優しいオーラがあって、まさにカンパニーを見守る母。今年のカンパニーがより家族感が強いなぁって思ったのは久野オーナーの雰囲気があるからですね。
ジャパネスク15分前のリカに声をかけるところ、意外と厳しめだった。あそこは優しく諭すようにいうものだと思っていたからびっくり(笑)
美波里さんのオーナーは、自分もブロードウェイの第一線で活躍していたというバックボーンが想像しやすいけど、久野オーナーはその点では想像しにくいのかな。美波里さんの存在感と迫力は凄かったんだな……
美波里さんはオーナーとしての面が強くて、久野さんは母としての面が強い。
オーナーが変わることでこんなにもカンパニー全体の印象が変わって見えるのか、
新たな発見がありました。
Endless SHOCK 2018 ~コウイチ側とユウマ側、それぞれの役どころ~
この5人のことはもっと見て研究します
(短くて浅いです、すみません)
なので私にチケットを、、、くれ、、、、
フクダ・マツザキ
フクダは安定のコウイチの右腕。
この役は福ちゃんと光一くんの関係が現れているから好きだなぁ。
オンに行きたくないのかって聞かれたとき、真っ先にオーナーの劇場を心配したり。
ジャパネスク15分前で、「よしみんな準備しよう。」と声をかけるのはフクダだし、復活後、コウイチに対するユウマの態度にキレるのもフクダ。そして何よりフッキング。コウイチがフクダに命を預ける。それだけの信頼関係にある。
一番コウイチに近い存在であり傍にいるからこその言動。
屋上のシーンにぶっこんできたり、コウイチの台詞奪ったり….遊んでるフクダを見ると緊張感和らぐので重要な役です(笑)
マツザキは真剣だと気づかずに予備の刀を持ってきてしまう役。
暗転前の絶望した表情を見ると苦しくて仕方がない。特にマツザキは、コウイチが入院してる間も亡くなってからもずっと自分を責めていそう。
今年のマツザキは年齢設定下がったのかな????
って思うくらい、特にYMDとIWDからのブロードウェイの街が無邪気で可愛かった(笑)
かと思ったら、ソリタリやジャパネスクでかっこよくきめてくるからずるい.…….
テラ・ゲンタ・カイト
2年目と4年目になるとさすがの安定感。
特にダンス。
カイトはニューホラでめっちゃ足上がってたし、ゲンタは公園のナオキソロのところめちゃくちゃかっこいい。
テラは圧倒的にジャザー。まず常に姿勢が良いし、踊りに癖がない。見てて一番気持ちいい踊りをする。
マイクにのる台詞は他の役に比べたら少ないかもしれないけど、それぞれ表情や仕草やマイクにのらない声で表現してる。
特にYMDは3人とも楽しそうで、目が足りませんでした(笑)
この3人をじっくり見る回作りたいのでチケットをください…….(n回目)
Endless SHOCK 2018 ~コシオカの感想及びコシオカ目線で見るSHOCK~
長文かつ重くなりました。
先に謝っておきます。
観劇前にあった不安なんて全部吹き飛んで、越岡さんがこの役を託されたこと、とても意味のあることだって思いました。今までのライバル側のお兄さんポジとは違う、
越岡さんにしか出来ないコシオカ。
ブロードウェイの街で「ユウマが何を言ってもユウマのそばにいてやってくれ。」と頼まれる。描かれていないオンまでの稽古1年、たぶんコウイチとユウマが何度もぶつかってその度にコシオカが間を取り持ってきたんだろうな。
それだけいつも見守ってきたのに、ジャパネスク15分前、コウイチとユウマの言い争いでは何も言ってあげなかった。あの事故が起きてしまうとも知らずに。
ジャパネスク階段落ち後、ユウマやマツザキの絶望した表情ももちろん、コシオカの表情見たら苦しくて苦しくて仕方なかった。
2幕傘のシーン。
ユウマは子どもの頃、屋上で雨の中踊っているコウイチを見て、ついていけないと思った。このときの孤独感とコウイチの病室を見つめるユウマの心情はリンクしていると思っていて。だから“雨”っていうのはライバル役の寂しさを表すストーリーの中で重要なもの。
例年では、最年少(カイト)が持ってくる傘を受け取らずに過ぎ去る。今年はコシオカが持ってきて、通り過ぎようとするユウマを引き留めて傘を渡す。しかもコシオカ自身がさしていた傘を。自分が濡れてまでユウマに傘を渡す=自分の身を挺してユウマを守りたいということ。一番大事なところでユウマのそばにいてちゃんと見てやれなかったこと、あの事故が起きてしまうこと、後悔してると思う。あのとき自分が止めていれば、声をかけていればコウイチは入院していなかったかもしれない。ユウマが苦しむこともなかったのかもしれない。暗転前、コウイチの病室を見つめるコシオカの表情にはそんな責任と後悔が感じられた。
Higher。
復活したコウイチがフクダ、マツザキとともにユウマを励ましに来る。戸惑いつつも楽しそうなコウイチ達に加わるダンサー。テラゲンタカイトもだんだん踊りたいっていう気持ちが出てくる。でもユウマのことを思うと踊っていいのかなっていう戸惑いもあって。そのときコシオカが「行ってきな。」といわんばかりに3人の背中を押す。3人にとって兄のような、そしてコウイチ側との架け橋がコシオカという存在なのかもしれない。
ユウマにも加わろうと話しかけるが、全く聞く耳を持たない。終盤でコシオカは自分も加わることで伝えようとする。最後の最後まで目線はずっとユウマに向けられたまま。コウイチ側だった昨年まではキラキラした笑顔で踊ってた越岡さんが、今回は切ない顔で踊ってる。ユウマ見ておけって。
こんなに切ないHigher見たことない。コシオカという役がいるだけで一気に見方が変わった。
Higher後、コシオカはコウイチの手を握る。そのときにたぶん気づいてるんだよね、コウイチの手の冷たさに。だから、リカが「あなたは病院で息を引き取ったのよ」って言った後に、コシオカは自分の手を見つめる。あの感覚はそういうことだったんだって。
コウイチ側とユウマ側の間に立つようなコシオカの存在。
今までよりもカンパニーの人間関係が立体的に見えたのはたぶんコシオカという役がいたから。
今までなかった役なのに、今じゃあのコシオカがいないSHOCKなんて考えられない。
そんな役を任せてもらえる越岡さんかっこいい。越岡担でいられることが私の誇り。
Endless SHOCK 2018 ~コウイチ・ユウマという2大キャスト~
さてここからはメインキャストの感想をつらつらと。
※ネタバレ注意!!
コウイチ
あなた本当に39歳ですか??????(笑)
終演後真っ先に思ったこと。
そして改めて、コウイチは出ずっぱりなんだなぁって思いました。舞台面に出てないときも移動とか着替えとかしてるんだよね。見てるこっちもSHOCK1回見るのって体力使うのに、光一さんの体力どうなってるんじゃ、、、、
フライングも何年たっても感動する。飛んでるというより舞ってる。
コウイチの背中には羽がある!!!!
歌に関しては、喉がお疲れの模様。。。。それでものびやかな声でした◎
コウイチの台詞って他の役に比べたら変化が少なくて、でも年々コウイチの弱い部分とか孤独な部分が見えてくる。
今年のちょっとした変化であるSOLITARYで引き金の音が加わることで、この後に起こる事故の引き金を実は自分が引いていたことが分かりやすくなった。
ジャパネスクで真剣をユウマに渡してからのシーン。最近は刀を持ってくる役(マツザキ)ばかり見てたから、そういえばコウイチをじっくり見たことない気がして。見たんですが、ある意味狂気に満ちたコウイチ。あの事故はユウマあけに責任があるわけではなくて、コウイチが自分で自分を追い込んだ結果なのかもしれないなぁと。
ユウマ
単純にびっくりしました。
こんなにも仕上げてきていると思わなくて、こんなにも泣かされると思わなくて。
気になっていた年齢差も全然気にならなかった。どちらかというとウチ寄りの追いつかないと思っているライバル像。でも寂しさというよりは後悔とか素直になれない自分に苛立っている感じとかがよく見えて、他の誰とも違う優馬くんが演じるライバルでした。
影のある演技、やはりシェイクスピアにぴったりだった。今まで見たシェイクスピアの中で一番しっくりきた。
「馬をくれ」のところ、台詞にもあるように、自分が自分に哀れみを感じていない感じ(伝われ)、鳥肌立った。
ジャパネスク15分前の刀投げ捨てるところも、ニヤッとする一瞬の表情がうまい。ここでぞわっとしたの初めて。
歌は声量があればもっといいんだろうけど、想像できないなぁって思ってたHigherのギラギラ感もあったので◎
あとね、
夢幻の衣装似合いすぎ問題←
軽率にステフォ買っちゃいそうだったよね~~体格もそれいゆの時よりがっちりしてた???座長様に鍛えられたのかな(笑)
千秋楽まででもっと優馬くんらしいライバルになっていきそうで
楽しみでしかありません!!!!
ユウマだけをロックオンする回を作るか、本気で悩んでるくらいもっともっとユウマを見たい。
Endless SHOCK 2018 〜観劇前の個人的な心情〜
Endless SHOCK2018
私もMy初日を迎えました。
初日からレポを読み漁り、過去4年のパンフを読み返し、サントラで歌詞を復習。最後は1000thの円盤を3周。。
予習に丸2日間費やしました(暇か)。
これだけSHOCK2018を心待ちにしていたのですが、どこか見るのが怖いなーっていう気持ちもあったのが事実。
今年はなんせ変更が多い年。煮え切らない何かがありました。
毎年毎年変わるものがあって、変わらないものがあって、その年にベストなSHOCKを見せてくれる。4年間見てきてその都度、最高のSHOCKを更新してくれる、今年もそうだろうと分かっているつもりではいたのですが、その変化を受け入れられるかな、と。
特にライバル役の変更とすり〜ゆ〜での出演に関して。
ライバル役は、今までにヤラとウチ2人のライバル役を見てきました。
ヤラのコウイチを追い抜こうというギラギラしたライバル像、ウチの絶対に追い越せないとわかっているどこか寂しさのあるライバル像。
演者によって違う印象を受ける、
その最たるものがライバル役だと思っていて。だから優馬が抜擢されたとき、心配だったのがコウイチとの年齢差。若さがメリットにもデメリットにもなる気がしていました。若さ故の過ちになってしまわないか、その反面、闇を抱えてる役は絶対に合っていると思っていたから、シェイクスピアなんかは何も心配要らないとは思っていたのですが。
どんなライバルを演じてくるか期待と不安があったのが正直なところ。
もうひとつがすり〜ゆ〜での出演。
3人のポジションをどう当てはまるのか。もしかして3U-松松寺?初めての3-3?なんて最初はワクワク想像していたんですよ。
そしたら、何かの媒体で越岡さんがライバル側になることを知ったんですね。
正直、その時は素直に喜べなくて。
光一さんは何か考えがあってそうしているのだろうと思っていたけど、コウイチ側のふたりに比べたらライバル側は4人で一括りっていう印象が強かったからかな。なんだろうねこのモヤモヤ(笑)越岡担はわかってくれるはず(笑)
そんなこんなで初日が始まってレポを見るのですよ。
まず目に飛び込んできたのがコシオカの役どころ。越岡担以外の方も揃いも揃ってコシオカについて書かれていて。
途中まで福越松括り?キャッチング?ユウマを頼む??傘渡す??襷掛けする??
コシオカ凄いことになってるらしい。
心の中の70%くらいのモヤモヤが消え去るわけ(笑)あとは自分の目で見て確かめようと。
こうしてMy初日を迎えるのです。
期待と不安といろんな想いを抱えて、、、